まず結論:初年度は「単発相談」だけでOK

時間がない方向けに、結論。
| 利用形態 | 料金相場 | おすすめタイプ |
|---|---|---|
| 初回30分無料相談 | 0円 | 試しに使ってみる方 |
| スポット単発相談(30分〜1時間) | 5,000〜10,000円 | 初年度の方(推奨) |
| 確定申告のみ依頼 | 5万〜10万円 | 売上1,000万円超の方 |
| 顧問契約(月次) | 2万〜5万円/月 | 売上3,000万円超の方 |
→ 初年度の私のおすすめは「スポット単発相談」。 月数千円〜1万円で、独立後の判断軸が固まります。
なぜ初年度に税理士相談が必要なのか

私自身、独立1ヶ月目は 「税理士なんていらない、自分でやれる」 と思っていました。
でも、3ヶ月目に 「これって経費にできるの?」 という疑問が爆発的に増えて、調べる時間がどんどん仕事を圧迫するようになりました。
初年度フリーランスがハマる「経費の罠」
実例で言うと、こんな疑問が次々に出てきます。
- 自宅家賃の何%を経費にできる? → 仕事部屋の面積比で按分
- 電気代は? → 事業使用割合で按分(40%程度が一般的)
- 食事代は経費? → 1人ランチはNG、商談は会議費でOK
- 服はスーツでも経費? → 業務専用なら可(私服兼用はNG)
- カフェ作業代は? → 取引先打ち合わせならOK
これらを 「自分で調べる」 と1問あたり1〜2時間 かかります。
税理士に1回相談すれば、全部30分でクリアになります。
私の独立1年目の税理士相談
私は独立3ヶ月目に 「無料相談 + 30分5,000円のスポット相談」 を1回だけ受けました。
その時に決めた基準:
- 家賃:事業使用30%(仕事部屋6畳 / 全体20畳の比率から)
- 電気代:事業使用40%(仕事時間の比率から)
- 通信費:事業使用50%
- 食事:1人飯はNG、取引先打ち合わせは会議費でOK
- 服・雑貨:原則NG(業務専用と証明できる場合のみ可)
→ これが 「独立2年間、ずっと同じ基準で経費計上」 できる判断軸になりました。
税理士サービスの3つの形態

形態A:無料相談サービス
料金:0円 時間:30分〜1時間 メリット:費用ゼロでお試し可能 デメリット:簡単な質問のみ・込み入った内容は別途料金
こんな方におすすめ
- 「税理士って何ができるの?」 を体感したい方
- 「自分で確定申告できそうか」 判断したい方
形態B:スポット単発相談(私のおすすめ)
料金:5,000〜10,000円 時間:30分〜1時間 メリット:必要な時だけ・必要な分だけ デメリット:継続的なサポートはなし
こんな方におすすめ
- 「経費の判断軸を1回だけ決めたい」 方
- 「確定申告前に最終チェック」 したい方
- 「フリーランス1〜2年目」 の方
形態C:顧問契約
料金:2万〜5万円/月 時間:常時連絡可能 メリット:会計処理を全任せ・節税アドバイス継続 デメリット:年間24万〜60万円のコスト
こんな方におすすめ
- 「売上3,000万円超」 で経理に時間をかけたくない方
- 「法人成り」 を検討中の方
- 「複数事業を運営中」 で複雑な処理が必要な方
税理士の選び方の5つのポイント

ポイント1:得意分野の確認
税理士には専門があります。
- フリーランス・個人事業主に強い税理士
- 法人専門の税理士
- 不動産・相続専門の税理士
→ フリーランスは 「個人事業主特化」 の税理士を選ぶ。
ポイント2:オンライン対応の可否
最近は 「Zoom相談OK」 の税理士 が増えています。
地方在住でも東京の税理士に相談できる時代。 オンライン対応の税理士を選ぶと選択肢が10倍になります。
ポイント3:料金体系の透明性
事前に 「相談料金」「顧問料」「確定申告代行料」 を明示している税理士が安心。
「お見積りします」 で曖昧な税理士は避ける。
ポイント4:使っている会計ソフトとの相性
- マネーフォワード使用者 → マネーフォワード対応税理士
- freee 使用者 → freee認定アドバイザー
- 弥生会計 → 弥生公認税理士
→ 同じソフトを使う税理士の方が、データ共有がスムーズ。
ポイント5:相性(重要)
人と人のコミュニケーション。「話しやすい・質問しやすい」 と感じる相手を選ぶ。
→ 無料相談を 2〜3社受けて比較 するのが正解。
税理士を探す3つの方法

方法1:税理士紹介サービス(私のおすすめ)
専門サイトに 要件を入力 → 条件に合う税理士を3〜5社紹介 してもらえる。
- 無料(紹介料は税理士側が負担)
- 複数社比較が簡単
- 専門スタッフが事前ヒアリング
→ 初年度フリーランスには 時間効率が最強 です。
方法2:会計ソフト経由
- マネーフォワード認定アドバイザー検索
- freee認定アドバイザー検索
→ 会計ソフトとの連携前提なので、業務効率は最高。
方法3:知人紹介
- 商工会議所
- 異業種交流会
- 同じく独立した先輩フリーランス
→ 信頼性は高いが、専門性のミスマッチ が起こる場合あり。
私が「税理士相談で1番役に立った」 質問3つ

参考までに、私が1回の相談で聞いて 「一番元が取れた」 質問を共有します。
質問1:「家賃と電気代の按分基準は?」
→ 「面積比 + 時間比 で計算する」 という具体的な計算方法を教わる。 → これで独立2年間、毎月迷わずに按分できる。
質問2:「青色申告55万円控除 + e-Tax で65万円控除に上げる方法は?」
→ 「マネーフォワードかfreeeでe-Tax送信すれば自動で65万円控除」 と知る。 → 追加で10万円控除 = 約2万円の節税効果。
質問3:「インボイス制度、登録すべき?」
→ 「売上が1,000万円未満なら、当面は未登録でOK」 と判断軸を得る。 → 取引先によっては登録必須なので、ケースバイケースの判断軸を理解。
「税理士なしでも大丈夫」 な人の条件

念のため、税理士相談が不要なケースも紹介します。
不要な条件3つ
1. 売上が年間300万円未満(経費計算がシンプル) 2. 会計ソフトを毎日入力できる規律がある 3. 税務知識を自分で学ぶ時間がある(YouTube・本で十分)
→ この3条件を満たす方は、税理士なしでもOK。
でも私が推奨する理由
それでも初年度1回だけは推奨します。 理由は:
- 5,000〜10,000円で判断軸が固まる
- 「自分で調べる時間」 が劇的に減る
- 税務調査の対象外になりやすい(プロが見た書類は信頼性UP)
まとめ
3行で結論。
- ✅ 初年度フリーランスは スポット単発相談(5,000〜10,000円) で十分
- ✅ 「経費の按分・青色申告控除・インボイス」 の3つを聞けば元が取れる
- ✅ 無料の税理士紹介サービス で2〜3社比較するのが効率的
税理士相談は 「コストではなく投資」 です。 5,000円の相談で、その後の数年間の判断軸が固まると考えれば、絶対に元が取れます。
「確定申告のために独立を諦める」 のはあまりにもったいない。 不安を1回の相談で解消して、本業に集中しましょう。
次回の記事では、フリーランス1年目の節税テクニック5選 を、私が初年度で実践した具体的な節税策つきでお届けします。
それでは、また 🦁
ケン
