こんにちは、ケンです。
前回の記事 では、独立前に揃えた 7つの道具 をご紹介しました。

道具を揃えたら、次はいよいよ 「お客様から最初の1件を受注する」 という、フリーランスにとって一番のハードルが待っています。
私自身、ここでつまずいて 「やっぱり独立は無理だったかな…」 と本気で焦った時期がありました。 今日はその経験をもとに、クラウドソーシングで最初の1件を取るまでにやったこと を、当時のリアルな数字と応募文つきでお伝えします。
「最初の1件をどう取ればいいか分からない」 という方の参考になれば嬉しいです 🦁
最初の1件は「何で・何時間で・いくらで」取れたか

結論から書きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 案件内容 | 個人事業主のHPリライト(約2,000字) |
| 報酬 | 5,000円 |
| 媒体 | クラウドワークス |
| 登録から受注まで | 3週間 |
| 応募した件数 | 10件(採用1件) |
| 作業時間 | 約3時間(AIで叩き台→手で仕上げ) |
たった5,000円。時給換算すると 約1,666円。 でも、独立してから初めて 「自分のスキルでお金をいただいた」 経験は、何より大きな自信になりました。
そして、ここから半年で月8万円、1年で月20万円、現在は月60万円と、最初の1件があったから次のすべてが始まった と言い切れます。
クラウドワークス vs ランサーズ どちらに登録した?

最初に迷ったのは「どのサイトに登録するか」でした。
結論から言うと、私は 両方に登録 しました。 それぞれ特徴が違うので、初心者ほど両方使い分けるのがおすすめです。
両者のざっくり比較(私の体感)
| 項目 | クラウドワークス | ランサーズ |
|---|---|---|
| 案件の総数 | 多い(業界最大級) | 多い(クラウドワークスに次ぐ) |
| AI関連案件 | 増えている | 増えている |
| 単価の傾向 | やや低めの案件も多い | やや高めの案件が多い印象 |
| 初心者向けの案件 | 多い | やや少なめ |
| 手数料 | 報酬の5〜20% | 報酬の5〜16.5% |
| 私の最初の1件 | ✅ ここで受注 | – |
なぜ両方登録したのか
- 案件と出会う確率を倍にしたい:1日に見られる新着案件が単純に2倍
- 競合の少ない案件を見つけたい:媒体ごとに応募者層が違う
- 手数料・支払いタイミングを比較したい:実際に使ってみないと分からない
💡 これから登録する方へ 慣れてきたら ランサーズ にも登録して、両方並行運用するのがおすすめ。
プロフィール欄でやった3つの工夫

応募する前に、プロフィール欄を整える ことに半日かけました。
ここを甘く見ていると、せっかく応募しても 「何者か分からない人」 として埋もれます。
私が意識した工夫は3つです。
工夫1:プロフィール画像は「顔出し」or「ちゃんとしたアバター」
最初は ためらいなく顔出し するのが理想ですが、抵抗があるなら イラストアバター でもOKです。
NGなのは「デフォルトのグレーアバター」のまま。これだと、お客様から見て 「本気度が伝わらない」 ので、応募してもまず通りません。
私は当初、Canva で簡単に作ったアバターで始めました。今は写真とイラスト両方を使い分けています。
工夫2:経歴は「相手のメリット」目線で書く
NGな自己紹介:
「IT営業を15年やっていました。よろしくお願いします。」
OKな自己紹介:
「IT企業で15年、法人営業として お客様の業務効率化の課題 に向き合ってきました。 その経験を活かして、AI(ChatGPT・Claude)を使った 資料作成代行・記事執筆・議事録整理 を承っています。」
→ 「私には何ができるか」 ではなく 「お客様の何の課題を解決できるか」 で書く。
これは前職の営業経験が大きく効いた部分でした。
工夫3:ポートフォリオサイトのURLを貼る
前回の記事 でも触れた ポートフォリオサイト のURLをプロフィールに貼ると、信頼度が一段上がります。
実績ゼロでも、ポートフォリオサイトに: – 自己紹介(経歴・スキル・対応サービス) – 想定される納品物のサンプル – 連絡先・SNSリンク
これだけでも揃っていれば、応募時に「ちゃんとした人だな」と思ってもらえます。
詳しい作り方は [ポートフォリオサイトの作り方完全ガイド] で別途まとめる予定です。
最初の案件応募文(テンプレート公開)

私が最初の5,000円案件を受注した時に送った応募文を、ほぼそのまま公開します。
実際に送った応募文(5,000円HPリライト案件)
〇〇様
はじめまして。ケンと申します。
今回の「HPの文章リライト」のご依頼を拝見し、ぜひお手伝いさせていただきたく
ご連絡しました。
【ご案件への所感】
現在のサイト文章を拝見しました。
〇〇様の事業の「想い」がしっかり伝わる内容ですが、初めて訪れる方には
情報量が多く、要点がつかみにくい印象を受けました。
特にトップページは、3秒で「何を提供しているか」が伝わる構成にすると、
お問い合わせ率が改善する可能性があります。
【私にできること】
・元IT企業の法人営業として、お客様向け資料を15年作ってきました
・現在はChatGPT・Claudeを使った文章リライト・資料作成代行を専業としています
・初稿は3日以内にお渡しでき、その後の修正にも柔軟に対応します
【条件】
・納期:ご発注から3日以内に初稿納品(修正含めて最長1週間)
・連絡頻度:平日は24時間以内に必ずご返信します
・ご予算:今回のご提示金額(5,000円)で承ります
もしご検討いただける場合、現在のHPで特に気になる箇所などありましたら
お聞かせいただけると、より良い提案ができます。
何かご質問あればお気軽にお知らせください。
ご検討よろしくお願いいたします。
ケン
文字数 約500字。 シンプルですが、「お客様の課題への共感 → 自分にできること → 条件提示 → お返事のお願い」 という構造を意識しました。
受注率を上げる「3つのコツ」

10件応募して1件採用、つまり受注率10%。 初心者としては悪くない数字ですが、続けるうちに 30%以上まで上がりました。
私が意識したコツは3つです。
コツ1:1件1件、応募文を「書き分ける」
コピペ感のある応募文は、お客様にすぐ見破られます。
応募する前に 募集文を最低3回読み返して: – お客様が何に困っているか – 何を一番大事にしているか(納期?品質?コミュニケーション?)
この2点を踏まえて、応募文の最初の3行を その案件専用に 書く。 これだけで、テンプレ感が消えて、お客様から「この人、ちゃんと読んでくれている」と感じてもらえます。
コツ2:自分の「強み」を1つに絞る
「あれもできます、これもできます」と書くと、逆に 何が得意か分からなくなる のが応募文の罠です。
私の場合は 「元法人営業 × AI活用」 という掛け算を一本軸にして、それ以外は補足程度に留めました。
💡 ヒント:「自分の前職 × AI活用」の組み合わせは、ほぼ全員が独自の強みになります。 経理出身 × AI、看護師出身 × AI、教員出身 × AI、それぞれユニークな価値になります。
コツ3:返信スピードを「24時間以内」厳守
お客様が応募メッセージを受け取った直後に 質問や追加情報 を送ってくることがあります。
ここで返信が 1日遅れる だけで、別の応募者に決まってしまうケースが本当に多い。
私はスマホに通知を入れて、平日は3時間以内、休日でも24時間以内 には必ず返信しています。
このスピード感だけで、受注率は明らかに上がりました。
最初の納品で気をつけた5つのこと

無事に受注できたら、次は 納品 です。
ここで信頼を積めるかどうかで、継続案件や紹介につながるか が決まります。
私が最初の案件で意識した5つを共有します。
1. 期日は「2日前」を目標に提出
約束した納期より早く納品されると、お客様の安心感が一気に上がります。 3日後に提出する約束なら、初稿は1〜2日後 に出すイメージ。
2. 質問は「気を遣わず」する
「些細なことだから聞かなくていいかな」と判断して 誤った方向で進む のが一番のリスク。
最初のうちは「質問しすぎ?」と思うくらいでちょうど良いです。 お客様も「ちゃんと確認してくれる人」と感じて信頼してくれます。
3. 納品物は「AI叩き台 + 人の手入れ」を必ず
AIで生成しっぱなしの文章は、お客様にもプロにも一瞬で見抜かれます。
私が意識しているのは: – AIで叩き台を作る – 一度読み直して 声に出して違和感のある箇所を修正 – 専門用語・固有名詞・数字を 必ず人の目で確認
このひと手間で、納品物の質が一段上がります。
4. 修正依頼には「柔軟」に
最初の案件では、お客様の 「もう少しこうしたい」 という要望に対して、嫌な顔をせず(テキストでも雰囲気は伝わります)受け止めることが大切。
ただし、契約範囲を超える追加依頼については、丁寧に 「次回は別途お見積もりさせてください」 と伝える勇気も必要です。
5. 感謝は「具体的に」伝える
納品完了後のメッセージで、お決まりの「ありがとうございました」だけで終わらず、
「今回は◯◯のご依頼をいただき、ありがとうございました。 〇〇様の事業への想いを伺いながらリライトでき、私にとっても勉強になりました。」
このように 「お客様独自のこと」 に触れた感謝メッセージを添えると、リピートにつながりやすくなります。
「次の案件」につなげる方法

最初の1件で終わらせず、継続案件・リピート につなげるのが、フリーランス収入を安定させる鍵です。
私が意識しているのは、納品時に 一言添える だけのシンプルな方法です。
今回はありがとうございました。
もし今後、同じような文章のリライトや、AIを使った資料作成などのご依頼があれば、
いつでもご連絡ください。今回の経緯を理解しているぶん、スムーズに進められます。
これだけで、3〜6ヶ月後に「またお願いしたいのですが」と連絡をくださるお客様 が一定数います。
私の現在の月収60万円のうち、約7割はリピート顧客 です。 最初の1件を「点」で終わらせず、「線」につなげる意識が、独立を安定させる一番の近道だと感じています。
まとめ

長くなったので、最後に3行でまとめます。
- ✅ 最初の1件は10件応募して1件。受注までに3週間かかった
- ✅ プロフィール工夫 × 応募文の書き分け × 返信スピード で受注率は3倍に
- ✅ 納品後の一言 がリピート顧客を生み、月収を安定させる土台になる
クラウドソーシングで最初の1件を取ることは、見た目以上に大きな一歩です。
「自分のスキルでお金をいただいた」というたった一度の経験が、 そのあとの1年・2年・5年を支える 自信の土台 になります。
最初は5,000円でも構いません。 まずは 1件、納品まで完走する ことだけを目標にしてみてください。
次回の記事では、最初の案件から月10万円に伸ばすまでにやった5つのこと を、当時の単価アップ交渉の実例つきでお届けする予定です。
それでは、また 🦁
ケン








